横浜市に本社を構える株式会社ダイイチは、1953年創業。ビジネスユニフォーム、ワーキングウェア、白衣の専門商社としてスタート。創業65年を迎えた現在は、単なる販売にとどまらず、お客様のご要望やお困りの点から最適な提案も行なう、企業ユニフォームの企画・製造・販売からレンタルまで全般を取り扱う企業です。
同社は、営業マンの新規顧客開拓時の訪問支援ツールとして2016年3月にMAP-STAR WebGISを採用。営業活動の能率が上がり、1日の訪問件数のアップを実現しています。
同社では、市販の企業リストを元に新規の顧客開拓を行っています。
自社製品の紹介は主に営業マンが直接訪問して行うため、各営業は毎朝外出する前に企業リストの名称と住所を調べて訪問先を選定しています。
1日に1件でも多く訪問できることが売上に大きく影響するため、この日々の訪問前の調査は各営業マンにとって非常に重要な業務となります。
日課である訪問前の調査では、企業リストの住所をインターネットの地図で一件ずつ調べながらプリントアウトした地図に書き入れる、この「紙の地図」を訪問ツールとしていました。
この「紙の地図」の作成に日々1時間近くもかけているのは、外出時間が遅れて訪問件数に悪影響があるのでは、との指摘が出ていました。
また、「紙」であることから営業マン同士の情報共有が困難でした。そのため、「ある営業マンが訪問すると、そこは既に他の営業マンが訪問していた」などのバッティングも少なくありませんでした。それもまた訪問数のロスにつながり、さらにはお客様に悪い印象を与えるなどの問題も抱えていました。
●訪問前の準備に1時間以上かかる
⇒訪問に時間を割きたいのに割けない
●訪問先のバッティング
⇒訪問件数のロスやお客様からの印象の悪化へつながる
同社の取引先が営業ツールとしてタブレットにワイ・ビー・シーの地図システムを使用している事を知ったことが発端となりました。地図システムに市販の企業リストを登録し、外出先にて直接見られる事で、外出前の作業時間の短縮や、営業マン同士のバッティング防止などの問題解決につながると考え、検討が始まりました。
1. 外出先で「メモ」を記録できる
2. 地図の見やすさ
3. 他のアプリとの連携機能が充実
4. 顧客を「注力先」「未訪問」など細かく分類して定義づけられる
MAP-STAR WebGISを導入したことにより、導入前の問題解決だけでなく、今まで気づかなかった問題解決にもつながりました。以前は1日10件程度の訪問件数も15件近くまで増えました。
外出前の準備作業の軽減
従来行っていた1時間の準備作業をする必要がなくなりました。
これは、取引先リストが最初から登録されており、外出先での操作が可能となったためで、これにより1週間(5営業日)で【1時間】×【5日間】×【営業マンの数】の時間を、訪問時間に割り当てる事が出来るようになりました。
情報共有による訪問先バッティングの排除
システム上で訪問履歴を共有できるようになりました。導入前の問題であった、訪問先の重複による訪問件数のロスがなくなり、訪問効率が向上しました。
今まで気づかなかった問題が発覚
-より質の高い訪問先を選べるように
導入前に行っていた訪問前作業では、住所(文字情報)を元に場所を検討していました。しかし、この方法では近くの訪問先を見落としていたことが分かりました。
例えば、訪問先を「品川区」周辺にした場合、品川駅(港区)は対象外になります。他にも、目黒駅(品川区)など、名称から場所が判断できない場合もあるためです。位置情報を地図で視覚的に把握できるようになり、このような見落としの軽減にもつながりました。
外出時の空き時間を有効活用
モバイル対応のシステムのため、外出先でも訪問前の調査ができるようになり、現在地周辺の訪問先を見直して訪問件数をさらに増やすことが出来るようになりました。
メモ機能でより有意義な商談が可能
初回訪問時に担当者に会えなかった場合でも、提案するユニフォームの種類をその場で記録できるので、後日再訪問する際に提案のための事前準備ができ、より有意義な商談ができるようになりました。
URL | http://www.un-daiichi.co.jp/ |
事業内容 |
ユニフォームの企画、製造、販売、卸、小売 レンタルユニフォーム リサイクルユニフォームの販売、回収 |
設立 |
昭和28年(1953年) |
資本金 |
4,050万円 |
従業員 |
107名(平成29年2月現在) |
この事例で導入している製品
MAP-STAR WebGISは無料でのお試しも実施中!